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2024年3月18日

2月の暖かさから3月の寒さが続き
例年より端境期が遅れています。

今週は日中の暖かさで畑のやさい達は
薹(トウ)立ちして花が咲きそうです。

やさいは、自分を大きくする「栄養成長」と、子孫を残そうと種をつくろうとする「生殖成長」の、2つの生育段階があります。薹立ちは、生殖成長が始まったタイミング。

そうなると根菜はスが入り、葉物は固くなるものが多くなり収穫のできる野菜がグッと少なくなってしまいます。

そんな端境期は単品購入のやさいも少なくなります。
定期購入のお客様は4月下旬まで同じ やさいが続いてしまう可能性が高いので、毎週の方は隔週もおすすめです。その際はお休み週をお知らせください。

白菜や小松菜も栄養成長が止まり、葉が固くなって食味が落ちてしまいました。今週は生殖成長の産物、薹立ちの部分を収穫した白菜の菜花・小松菜の菜花が登場です!春の始まりを感じながらポリっとした食感をお楽しみください。

葱もそろそろ葱坊主ができそうで固くなってきました。

お店で試食をして頂くと美味しくて2日で完売した“食べる ねぎドレ”も再登場、そして今シーズン最後の販売です。
明日は生ワカメも収穫なので、ねぎドレと一緒に召し上がるのも超おすすめです!

カテゴリ: 仕入奮闘記 14:35

求人のお知らせ

2024年2月1日

現在、REFSでは沼津店・熱海店・セントラルキッチン・新規店舗の惣菜店でメンバーを募集しています。

・事務/受注管理
・Webマーケティング
・営業
・接客
・調理
・清掃
・配達

こんなお仕事でご興味のある方、
下記をお読み頂けたら幸いです。

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14年前、沼津駅と港を繋ぐ商店街で小さな八百屋、REFSは始まりました。
そして熱海には駅から歩いて5分の場所二号店があります。
店頭には伊豆や富士山麓の野菜がととっておきに美味しい加工品が並びます。

REFS(レフズ)とはreal food storyの文字をつなげた名前。
コンセプトは食べ物の物語を伝える。
そして理念として“Be organic”であることである。

オーガニックは日本語では有機的という意味。
この言葉は有機肥料を使用した野菜のようなイメージがあり、
もちろんレフズで取り扱う野菜も農薬・化学肥料不使用のもの。
だがそれだけではなくもっと広い範囲での有機という意味がレフズにはあります。

”食べる人と作る人” ”野菜と人” ”農村と街” ”ローカルと都市”が循環していく。

野菜だけではなく“活動自体が有機的”に。

街にある畑の入り口がREFSで、
美味しい野菜が街にあるということは、心豊かなライフスタイルの一部を提供でき、そして街の潤いにもなっていくと信じています。

REFSでは年間130種類の旬の”やさい”を取り扱います。
昔ながらの品種から珍しい変わった野菜まで、その野菜はどれも思わず美味しい!とつぶやいてしまう野菜。

加えて、地元の食材の加工品や約300アイテムを取り扱い
とっておきの食を求めて近隣の方、遠方からも人がやってきます。

お店に地域のおいしいモノが溢れ、それを求める人がお店から溢れ商店街に人が溢れていくことが、地域の一商店として”街の賑わい”へ対して成すべきことだとREFSは考えます。

同時に、地域の魅力を”食”を通して発信しています。
そのためイベントや取り組みの企画の業務も行っています。

”やさい”から始まり地域と共に“Be organic”を実践するREFSは新しい仲間を募集しています。

まずは沼津店。
特徴は、“昔からの伊豆入り口拠点としていいものが集まる沼津”を守り現在に具現化するように伊豆の西海岸の拠点として、静岡東部地区の物流拠点としてあります。

お昼過ぎ、曜日によって生産地が変わるが、富士宮・三島・沼津・函南・韮山のやさいが畑からお店に。
そして、やさいが届く時間に合わせて常連のお客さんもやってきます。

”小さい頃に食べた野菜に似ている”と言う年配の方から、”美味しい野菜を食べたい”という子育て世代まで客層は幅広い。
いわゆる自然食品のお店の雰囲気ではなく、好奇心旺盛に”食”を楽しむ人々が集まります。

こちらからメニューを提案することもあれば、美味しい食べ方を教えてくれる人もいて、
接客は、おいしいモノの情報交換のような感じです。

接客が落ち着くと宅配セットやWeb storeの発送作業。

全国のご家庭やローカルデリバリけ野菜セットを発送します。
このおまかせセットは、食べて頂くご家庭の事を想いながら季節を感じて頂くよう詰めていきます。
(畑の今を食卓へ。同じ野菜が続くことも畑の四季をお伝えする編集力)

2015年にスタートした熱海店。
かつて、熱海から沼津に買いに来てくれるお客様も多く、熱海にはレフズのようなお店がないとのことで出店をすることになりました。
また、今まで網羅できなかった伊豆の東側の物流拠点にもなることによって、沼津と熱海でより多くのものをみなさんに届けられたら・・・
と、半島の2拠点をベースにしたさらなる広がりも見越しています。

そして2016年、熱海店にREFS Kitchenが2階にオープン。
1階で販売をしている多くの野菜や加工品が食べることができます。

様々な素材に出会える、一皿。
調理担当のメンバーは様々な食材の使い方を試し楽しみながら、使い方をお客様に提案をしていく。
調理業務経験が無くても食への好奇心がある方が条件の一つです。

熱海は日本きっての観光地。
地元の人に加え、観光客や週末別荘で過ごす人など上質な地のものを求めに来られます。

旅でローカルらしさに出会える場。
REFSでのお買い物を楽しみ、熱海に定期的に通う方もとても多いです。

熱海の店舗は、お店のファンになって頂き、そして地域のファンにもなって役割になればと思っています。

スタッフは面白さを言います
「ただ暗記するのではなく、食べる事が好きだったり関心がないと。
楽しみで立ち寄る人が多いので、スーパーと違ってどう美味しさや背景の物語を伝えていけるかという所がやりがいです。」

REFSは新しい挑戦として、2023年8月、沼津に”まちと畑のセントラルキッチン”を開設しました。
天候不順が続き、生産者にとっては作付けが弱気になってしまう傾向があります。
そこでとれたものは大量に調理できる厨房施設です。

惣菜の製造に加え、地域のレストランやホテルでコロナの対応のためスタッフさんが少なくなった施設さんに対応するため、仕込みなどの一次加工を請け負います。
また、後継者がいなく廃業を決めてしまった地域食材の加工業者からこの施設で伝統を引き継ごうとしています。

野菜や総菜をWEBでも販売をし、全国へこの地域の食の魅力を発信していきます。

ただ野菜を売ったり調理をするのではなく、人と野菜をつなぎ、美味しさの物語を伝え、そし課題と向き合いより豊かな食を提供するREFS。
お茶目なメンバーと、半島の拠点の八百屋で働いてみるとまた新しい地域の発見ができるかもしれないです。
ぜひこの地域らしく暮らすために働く場を求めている方、お待ちしております。

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▼Mission
食を支える、事業をつくる

▼Vision
おいしさの有機的関係を“八百屋”の立場としてクリエイティブに地域で築く

▼Value
・つくる人と食べる人の生活を豊かにする
・心の躍動を大切にモノと情報を届ける
・社会の変化を予測し自らも変化を続け、食を通じて地域課題に向き合う

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【REFS 沼津 /社員】 
勤務時間

①火~土  9:00~18:00 販売・事務
②月〜金  8:30〜17:15 webマーケティング・営業
 (イベント時 土日出勤あり)

月給 ①200,000円~(昇給あり)
     ②230,000円〜(昇給あり)

特典 野菜購入割引有・交通費支給・労災保険・社会保険
採用プロセス まずはご応募・お問合せください

書類選考

面接(2回)

採用(試用期間3ヶ月あり) 

本採用


【REFS セントラルキッチン /社員】 

勤務内容:調理マネージメント
勤務時間:月~金  
      8:00~16:45 
月給:  210,000円~(昇給あり)
特典: 野菜購入割引有・交通費支給・労災保険・社会保険
採用プロセス: まずはご応募・お問合せください

書類選考

面接(2回)

採用(試用期間3ヶ月あり) 

本採用


【REFS 沼津 /パート】 

勤務内容:接客
勤務時間:火~金(2日~)  
      11:00~14:00          
月給 1,000円
特典 野菜購入割引有・交通費支給・労災保険・社会保険
採用プロセス まずはご応募・お問合せください

書類選考

面接(1回)

仮採用(3時間・3回)

本採用


【REFS セントラルキッチン /パート】 

勤務内容:調理
勤務時間:月~金(2日~)  
      8:00~11:00・12:00
      8:30~17:15
      9:00~14:00
      13:00~17:30
           
月給 1,000円
特典 野菜購入割引有・交通費支給・労災保険・社会保険
採用プロセス まずはご応募・お問合せください

書類選考

面接(1回)

仮採用(3時間・3回)

本採用

【REFS 熱海 /パート】 
勤務内容:接客
勤務時間 :水~月  10:30~15:30 
時給 :1,000円 
特典 野菜購入割引有・交通費支給・労災保険
採用プロセス まずはご応募・お問合せください

書類選考

面接(1回)

仮採用(3時間・3回)

本採用


【REFS デリバリー/契約 】 

勤務内容:配達
勤務時間 :火・金  
     13:00~17:00のうち約2時間
時給 :1,000円
     

お問い合わせ 055-963-4556 / refs.station@gmail.com

カテゴリ: お知らせ 15:20

少しづつ春の訪れ

浜松の畑に行ってきした。
新玉ねぎの収穫が真っ盛り。

海に近い地域の畑の土はまさに砂。
面白いですね。

また浜松の落花生、黒ニンニクの加工品も久々に登場です。

また明日から、沼津内浦地区の生わかめも登場です!

春の訪れを楽しみにしていてくださいね。

カテゴリ: 仕入奮闘記 14:56

高知の生産地へ

2023年12月15日

農薬を使わずにサトウキビを生産する田波さんから、
「釜炊きが始まり黒糖づくりが始まります」
と、お知らせ頂き高知県に向かうことにしました。

現在、黒糖になる寸前で釜から上げたシロップの“ボカ”を扱わせて頂いている田波さん。

日本中探しましたが、農薬不使用栽培でサトウキビを栽培をする方は少なく貴重なさとうきび。
3月半ばからは植え付けを始め気温がぐっと下がり茎に糖分が蓄えられる11月初旬から収穫が始まります。

収穫をした茎は新鮮なうちに搾汁機で搾り、この汁を釜で煮込んで、徐々に糖度を上げていきます。

200年前よりこの入野地区は砂糖の産地であり、その伝統を復活させようと、1987年に「入野砂糖研究会」が結成されたそうです。
無くなりかけた伝統の技術、その時に製糖の経験者は数名残っており、その指導のもと研究会でこの製糖所を建てたとのことです。
この日も研究会の会長さんが田波さんや若い方にアドバイスをしていました。

伝えることの喜びと、教わることの喜びを感じ、
なんだか、とてもやわらかい気が流れていました。

煮込んでいる釜ごとに味見をさせて頂きましたが、まだ糖度の少ない1番釜の液もやさしくおいしく。
仕上げの3番釜でじっくり炊き上げ糖度があがるとボカっと音をすると「ボカ」の状態になるとのことです。
出来立てボカも食べてみると、エグミがまったくなかったです。

田波さんは千葉から移住してきたとのこと。そして、作業を一緒にする若い方も移住してきた方が多くいました。
田波さんはその若い方たちにもアドバイスをする光景を見て、技術ってこうやって地域で引き継がれていくんだなと。

粗熱をとり女性のみなさんが手作業で箱につめていく作業をみながら、地域で支える食文化を実感できました。

お世話になっている生姜の生産組合さんにも収穫がひと段落をしたとのことで、生産地へも行ってきました。

11月に収穫した生姜は保存をし年間を通して香りがいいのが特徴です。
どんな保存をしているか見たいと伝えると「つぼ」へと。
手彫りした横穴入口から30メートルの横穴のことでした

室温がだいたい15度程度に保たれ生姜の貯蔵に適していて、香りが残りまろやかさが出てくるのはこのことがポイントだったようです。

新規商品の開拓ではじめての生産者にもお話をしに伺いました。

桐島畑さんでは、マスタードのことを聞きに。

もともと慣行農業をされていたようですがそこから、農薬や化成肥料を不使用栽培に変えていったこと、自分で納得のマスタードをつくりたいと考え、カラシナを6年ほどかけて改良して栽培したことなどのお話を聞きぜひともREFSでも扱わせて頂きたいと思いました。

スタッフの方は移住をされてきた方だそうですが、REFSに来たことがあるとのことでとても嬉しかったです。

まずパッケージデザインで気になり、おいしさでお会いしたいと思った、四万十やまのうえの商店さんへも。

代表の島津さんも千葉出身。
もともとデザイナーでこの地に惹かれて移住をされたとのことです。

高知の商品は一つ一つに愛があり想いがあり、それを表現するデザインがあり、なんでだろうなと思っていましたが、島津さんとお話をしているとなんとなくその理由がわかりました。

他にも葉にんにくを栽培するアースエイドさんへ。

お一人で農業を始め、作物を絞りそして伝統料理を商品化していました。

豊かな食、豊かな土地の高知。
いざ行ってみると平野が少なく中山間地区で段々畑などあまり広くない土地で効率を求めた農業はせずに、価値を高めるため真剣に生産と向き合ってました。

そして過疎化していく地域に想いのある方たちが地域に移住をして、その地域の文化を引き継がれていこうとしていることも実感しました。

おいしさの物語と美味しいものがまたREFSに集まります。

カテゴリ: 仕入奮闘記 21:07
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