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イベント

干物品評会を開催しました。

2022年6月19日

調整に3ヶ月間、開催1ヶ月前に公開できる情報が固まり、理想のカタチを現実的に詰める作業。

地域の取り組みは、過去のチューニング、近いミライへの合意形成、当日に向けての細かい調整。
はじめての風景をつくる作業は丁寧に丁寧に。
(この感じ、9年前のTHIS IS NUMAZUの1回目に似ているなと)

1週間前のクラウドファンディングは無事に達成率118%!

この時点でホッとしそうになりましたが、気をひきしめて。

直前1週間は
雨の状況と、会場を使わせて頂く魚市場のセリが終わってから会場に入れ設置スタートという超難易度の高い設営のための準備。
緊張感。

当日の10時。無事に開始!

こんな風景が出来あがりました。

会場の風景を眺めながら無事に企画がカタチになった時、デザインを担当されていた戦友のような津賀さんから、

「1カ月前の会議の時、本当にできるんですか?と質問されて、出来る!と言い切ったけど、本当にできちゃいましたね」
と、声をかけられ涙がでるぐらい嬉しかったけど、
泣いている暇もなく次から次へと想定外のことが。

品評会は、審査員の方の鋭い眼差しに応えるようバタバタと。

企画の段階で、果して、鯵と塩だけの素材で、この品評は成り立つか?
と不安な声もありましたが、審査員の方はその味の違いに真剣に評価しているのを見ながらこれもホッと。

審査が終わったあとの、分けとく山の野崎さんのお料理のデモも無事に。

物販も静岡の美味しいものが集まりました。
干物もたくさん販売。完売も!
よかった。
加倉水産さんも大人気。

ワークショップは、現地とインスタライブで。

担当はサスカワ内俊水産の内村さん。ご家族でプログラムを組み立てて頂き、奥様やお嬢さんもサポートするのを見ながら、なんだかいいなぁと。

沼津ひもの会の会長さんもお孫さんも来られり、他のメーカーさんもお子さんが手伝いに来られたりと。

企画会議の時に
干物業界に対して悲観的な意見が出たり、冊子をつくる時の取材で「私の代で干物の生産は終わりにします」と仰る方もいたりしましたが、この取り組みを通じて、みなさん干物づくりに心底誇りを持っていている事を知り、そして家族もそれを心から応援をしているんだなと、当日再確認でしました。

そして品評会の結果は、実行委員長のヤマカ水産の小松さんがグランプリを。
メーカー名を隠し忖度無しの結果でした。
委員長的にグランプリを取ってしまい気まずそうでしたがw

この4ヶ月間、裏方として干物の取り組みに関わり、原料の仕入れの事、加工の事、流通の事、ニーズに無理に合わせなくていい事、産地化としての強みの事。いろいろ勉強になりました。

今回の経験もしっかりと地域の取り組みや八百屋業にも活かしていこうと思います。

カテゴリ: イベント 16:19

干物品評会のお手伝いをしています。

2022年4月28日

かつて沼津は300軒の干物のメーカーがあったようです。
現在は60軒。

魚離れ、原料の不安定供給、干物の価値が伝わらない、、、
様々な要因があるなか、今できることから動きたいと干物屋さんから品評会を行いたいと昨年の相談を受けました。

そんなことから5月15日(日)に沼津魚市場で『沼津ひものファン感謝デイ』が開催することになりました。
品評会は干物メーカー9社が【 塩だけを使い干した鯵の干物のみ 】を出品。変化球なし、直球の素材で。

審査員長として東京から食文化を築いてきた和食のパイオニア・分けとく山の野﨑さんにお越し頂きます。
あと7名の審査員は沼津から酒蔵の杜氏であり社長である高嶋さんなどに評価をしていただきます。

干物品評会の審査員の方の結果を予想しながら、品評会の干物を炭火で焼き食べ比べ、マーケットで販売している空豆とか白あわび茸とかも焼きつつ、山葵とかをつけながらべアードビールや白隠正宗の日本酒や沼津蒸留所のジンを飲んだりできる最高なイベントも同時開催です。

クラファンも挑戦中です!

事前予約的に品評会の干物の半身セットの購入をして会場に来られるのがおすすめです。

https://camp-fire.jp/projects/view/573046?list=search_result_projects_popular

初めての取り組み。
いやぁ今回は、調整をすることが多くほんといろいろと勉強させて頂いています。

はじめ、干物屋さんの一部の方から、そんな味が変わらず取り組みが成り立つか?
という質問があり、まずは様々なメーカーさんの干物を食べ比べてみましたが、これがまた面白いほど違いがわかり、そこからのスタートでした。

出品のメーカー9件に取材に行き、はじめはwebで公開をと思っていたのですが、とてもいい内容になりそうで冊子を制作することにしました。

制作をしながら、そうかぁ、なるほどなと思ったのが、干物屋さんが意外と近隣の他のメーカーさんのつくり方を知らなかったこと。
まぁ確かに、同業者に技術はあまりオープンにしませんよね。

なので、今回はとても小さくですがとても大きなきっかけになるような気がしています。

会議では干物業界に対して悲観的なことを言われた方も、個別に取材に行くと、干物愛がすごかったのも印象的でした。
今までいろいろやってきたが故に課題が解決しないこの現状をしっかりと諦めないといけないと思ったのかもしれませんね。

そんな感じで水産業界の方とこの5ヶ月、激論を交わして干物の未来を僕も考えさせて頂いております。

そして流通の人間として思ったのが、つくり手の想いがしっかり伝わる売り場をつくる大切さ。
単なるモノでなく物語も伝えながらその価値に気づいてもらう愛が溢れる売り場。
野菜も魚の加工品も一緒だなとしみじみ思い、
REFSでも干物の販売をしたくなりウズウズしていますw

そんなかたちで、『沼津ひものファン感謝デイ』なんとかカタチになりそうです。
魚市場でのイベントの運営は6年ぶり、ライジングサンマフェスティバル以来。

きっと素敵な風景が港で楽しめるはずです。
5月15日、沼津港にぜひ美味しさを愉しみに遊びにきてくださいね。

カテゴリ: イベント 19:52

週末の沼津を終えて

2020年12月7日

1ヶ月間、沼津中央公園で開催した『週末の沼津』、無事に終了しました。

終わったあと、片付け、報告書、事務処理などをしていたらあっという間に1ヶ月が経ってしまいました。

これからの沼津にあってほしい風景をつくること。
この取り組みを通じてそんなキッカケが出来たかもしれません。

運営の大前提、
たくさんの人には来てほしいけど、密になる集客をしてはいけない。
ほんとほんと難しいバランスでした。

感染状況など確認をしつつ派手な発信をしてなく
毎週毎週、お客さんが来て頂けるかドキドキ。

PR不足や直前に告知をするな、などなどSNSでご指摘も頂きましたが、
そんな声を実行委員会のメンバーでグッと堪えながら、状況に合わせてチラシを追加し配ったりと地味な方法で集客をし
多くの方にご来場して頂きながら密も防げました。

1ヶ月かけ、最終日に当初描いた理想の公園の利用の風景が、その絵通りの風景になりました。

このマーケットの目的の一つに街中にないコンテンツを今後、根付かせるためのきっかけをつくること。

自分がなんとしてもやりたかったのが、マーケットに鮮魚を販売する風景。

駿河湾で朝とれた魚が、港からすぐの街中で買える幸せ。

何件も魚屋さんに依頼をしつつ可能性のあった戸田漁協さんには冷凍の魚ではなく、他県で水揚げされたものではない、朝に駿河湾でとれた魚をなんとか販売してほしいとお願いしをし、実際売れるのか?という不安も頂きつつ未知な場所での出店をして頂くことになりました。

実際に鮮魚を販売している光景、“週沼”をやっていて、実は一番胸がつまった瞬間でしたw

その他、いろいろなジャンルのお店にもご出店して頂きました。

パン屋さんには人気のお店にも何店舗も出店して頂きました。
断られても趣旨をしっかりお願いを繰り返し出店して頂いたり。

アウトドアのブランドには2件。
コロナが流行する前、バーで出会った方から沼津発のアウトドア道具のブランドを立ち上げることを聞き、また知人がアウトドアブランドを始める準備をしていることも聞き、その2件の方に販売のデビューはこの週沼でお願いしたいと依頼。
なんとかプロダクトなども間に合い、とてもいい感じでした。

農産物は、大中寺芋の会さんや自然薯の会さんなどにも参加して頂きました。

自然薯の会さんには3日間出店して頂きました。
とろろ汁が絶品。

ご年配の方がメインで出店。
物販の自然薯や、とろろ汁の美味しさが伝わってなかったので、実行委員のメンバーでちょっとづつお店のディスプレイや看板を設置させて頂いたりと勝手にリブランディングを。

このマーケットで一番美味しかったのは、とろろ汁という方も多く、
自分も10杯はとろろ汁を食べた気がします。

伊豆自然薯のファンが多くなったようです。

会場の設計デザインも、短時間の企画期間で施工含めてかなり不安でしたがなんとか間に合いました。
気合を入れた会場のセンターにあったドリンクカウンターは、それぞれの週、4件のクラフトビールのブルワリーに出店して頂き出店者のみなさんにも好評でした。

このカウンターは会場横のあゆみ橋の下で2週間かけて製作。
『N』のマークなど鉄部分は新仲見世商店街の撤去したアーケードの廃材などを利用。

密になりそうな時は、河川敷に人を流そう!
かつて沼津自慢フェスタでとった作戦を今回も取る事に。

公園と河川敷の場のつながりをつくるため導線の橋部分にカウンターを設置しました。

しかし、なかなか密にならない。
なかなか使ってもらえない。

最終日、このカウンターを多くの方が使う風景が!
作ってよかったと、静かに喜ぶ製作チームメンバー。

使った方からは、いつも設置してほしいという声も頂きました。

マーケットに合わせて、公園の使い方をあれこれ試してもみました。

公園の利用されていない場所の使い方も提案。

利用して頂ける方も何組かいました。

なんか嬉しいですね。

今回はパレットが活躍。
様々なところで利用しました。

特にこの店舗横のカウンター。
とてもいい感じでした。

108個のパレット。
重かった。

僕も率先して移動させましたが、、、見事に腰を痛めましたw

今度これらのパレットを使うときがあるようでしたら、フォークリフトを用意すべきと心から思いました。

やってみると、本当に必要なものが浮かんできますねw

地域にあるものを活かすということでは廃校になった学校にあった物の活用も。

ピアノ、、、
重くて移動がほんと大変。

でも設置する価値ありですね。

卓球台は、はじめ台を塗ろうかと検討してましたが、そのままでレトロな感じが公園になんかしっくりと。

これからの沼津中央公園利用の可能性を確認のために、許可を取り少し
の時間フェンスを実験的にはずしてみました。

隣接する店舗と駐車場のエリアの一部分。

公園付近の店舗にメリットが出てきそう。
公園を利用する方にとってもとても使いやすそうでした。

都市公園法も変わり、これからの使い方。
安全に、使いやすく、心地のいい場にするためにクリエイティブさが重要になりそうですね。

そして公園はみんなのもの。
法律で決められてても、やはり地域のみなさんで使い方のルールをどうつくるか、
その調整が本当に大切だとつくづくと感じました。

これからの公園を考えるうえで、3週目のスケートボードの週は象徴的な週でした。

コロナの影響で5月など中央公園のスケートボーダーが増え、
そして近隣の方からの騒音などのクレームも増えたようです。

公園の近隣に住む方にとっては静かに生活をしたい。
公園を使うスケートボーダーのみなさんは、この聖地と言われる場を活かしたい。

そんなことで、トークライブでは、普段利用するスケートボーダーのみなさんと、公園を管理するお役所の方も来られて意見交換もできました。

見た目、怖そうなお兄さんたちもいろいろお手伝いしてくれました。
朝、掃除をするスケートボーダーのお兄さんたちの会話。
「俺たちくる前に、おばちゃん達がここの落ち葉掃除をしてたんよ。毎日やってるんだって、やばくない。有難いよね」

という内容を遠くから聞いて、なんかこういうパブリックマインドを持った方々の蓄積と掛け合わせが地域の力になるんだとしみじみと。

そしてこの週の土曜日、実はマラソン大会が行われる事になってて公園の占用許可の申請が出されていることが1週間前に発覚。

この週のオーガナイザーを担当した度会くんがスケートボーダーだけでなく、ランナーに楽しんでもらえる設え
の変更に見事に協力してくれました。
大会の運営者の方にも諸々変更をして頂き、無事に共存のカタチに。

妥協点を受け入れ、再構築すれば、自分たちが思いつかなかった新たな価値をつくることができるんですね。

そして6年前に公園の使い方をばじめて模索した
自慢フェスタの時を思い出しました。

バーテンダーの橋本さん、空間デザイナーの藤原さんと市役所の職員さんと心地の良い公園を考えたこと。

あの時は都市公園法的に公園内で営業して利益を出したり、お酒とか出すのものなかなかハードルが高かった。

時が経ってもやっていることは変わらず時代がついてきたなぁとw

また5年前、遊具メーカーのコトブキさんと移動遊具を中央公園に置いた実証実験を思い出し、また遊具を置いてほしいという声からずいぶん時間が経ってしまったけどまた久しぶりに遊具が置けたなぁと、中央公園でかつてやったことが今回のつながっているような気がしました。

『大切な場所に、新しい暮らしを』

ご協力して頂いたみなさま、本当にありがとうございました。

今回の『週末の沼津』の一つ一つの光景が少しづつ日常になったら、とても素敵な街になるはず。

引き続きみなさま、よろしくお願いします!

今後は、
12月・1月・2月はオンラインマーケット。
3月は狩野川 風のテラスでマーケットを開催します。

狩野川沿いの新しい風景も見られるように、準備をしています。楽しみにしていてくださいね。

カテゴリ: イベント 20:15

【農作業イベント】最高に美味しいとうふをつくる時間

2019年6月24日

三島御園 緑大豆のおとうふ、今年は1ヶ月に1回つくることになりました。
次回は7月15日に店頭に並びます。

収穫する大豆が増えれば、来年は毎週 店頭に置くことができます。

この美味しいおとうふは、小林農園 小林貢さんから受け継いだ緑大豆を、湯河原 十二庵によって大豆の個性がいきるように丁寧につくられます。

この大豆を引き継いでいくこと↓

食べ続けたいもの、その伝えたいこと

来年、この美味しいおとうふをいつも召し上がれるよう、農作業をお伝いして頂き大豆が育つ時間をご一緒に楽しみませんか?

■6月29日 大豆の種まき

■9月21日 畑の草取り+枝豆とり

■11月30日 大豆の収穫

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■とうふになる緑大豆の種まきの会
6/29(土)10:00~10:30
@三島市御園の畑

アクセス:車もしくは三島駅よりバス

ランチ:会場近くのレストラン”あぐり”にて11時半よりお召し上がるのがおすすめ(別途ご予約)

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カテゴリ: お知らせ,イベント 16:17
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