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干物品評会のお手伝いをしています。

干物品評会のお手伝いをしています。

2022年4月28日

かつて沼津は300軒の干物のメーカーがあったようです。
現在は60軒。

魚離れ、原料の不安定供給、干物の価値が伝わらない、、、
様々な要因があるなか、今できることから動きたいと干物屋さんから品評会を行いたいと昨年の相談を受けました。

そんなことから5月15日(日)に沼津魚市場で『沼津ひものファン感謝デイ』が開催することになりました。
品評会は干物メーカー9社が【 塩だけを使い干した鯵の干物のみ 】を出品。変化球なし、直球の素材で。

審査員長として東京から食文化を築いてきた和食のパイオニア・分けとく山の野﨑さんにお越し頂きます。
あと7名の審査員は沼津から酒蔵の杜氏であり社長である高嶋さんなどに評価をしていただきます。

干物品評会の審査員の方の結果を予想しながら、品評会の干物を炭火で焼き食べ比べ、マーケットで販売している空豆とか白あわび茸とかも焼きつつ、山葵とかをつけながらべアードビールや白隠正宗の日本酒や沼津蒸留所のジンを飲んだりできる最高なイベントも同時開催です。

クラファンも挑戦中です!

事前予約的に品評会の干物の半身セットの購入をして会場に来られるのがおすすめです。

https://camp-fire.jp/projects/view/573046?list=search_result_projects_popular

初めての取り組み。
いやぁ今回は、調整をすることが多くほんといろいろと勉強させて頂いています。

はじめ、干物屋さんの一部の方から、そんな味が変わらず取り組みが成り立つか?
という質問があり、まずは様々なメーカーさんの干物を食べ比べてみましたが、これがまた面白いほど違いがわかり、そこからのスタートでした。

出品のメーカー9件に取材に行き、はじめはwebで公開をと思っていたのですが、とてもいい内容になりそうで冊子を制作することにしました。

制作をしながら、そうかぁ、なるほどなと思ったのが、干物屋さんが意外と近隣の他のメーカーさんのつくり方を知らなかったこと。
まぁ確かに、同業者に技術はあまりオープンにしませんよね。

なので、今回はとても小さくですがとても大きなきっかけになるような気がしています。

会議では干物業界に対して悲観的なことを言われた方も、個別に取材に行くと、干物愛がすごかったのも印象的でした。
今までいろいろやってきたが故に課題が解決しないこの現状をしっかりと諦めないといけないと思ったのかもしれませんね。

そんな感じで水産業界の方とこの5ヶ月、激論を交わして干物の未来を僕も考えさせて頂いております。

そして流通の人間として思ったのが、つくり手の想いがしっかり伝わる売り場をつくる大切さ。
単なるモノでなく物語も伝えながらその価値に気づいてもらう愛が溢れる売り場。
野菜も魚の加工品も一緒だなとしみじみ思い、
REFSでも干物の販売をしたくなりウズウズしていますw

そんなかたちで、『沼津ひものファン感謝デイ』なんとかカタチになりそうです。
魚市場でのイベントの運営は6年ぶり、ライジングサンマフェスティバル以来。

きっと素敵な風景が港で楽しめるはずです。
5月15日、沼津港にぜひ美味しさを愉しみに遊びにきてくださいね。

カテゴリ: イベント 19:52

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