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週末の沼津を終えて

週末の沼津を終えて

2025年9月2日

先日、定期マーケット“週末の沼津”を無事に終了しました。

はじめたのは5年前。
http://fujiyama-veggie.com/topics_13023.php

エリアの価値を高めるマーケットの立ち上ることが目的でした。

しかしよくやったなとしみじみと思うのがコロナの最中にはじめたこと。
はじめの1ヶ月は毎週木・金・土にいかにイベント的にならない設えが大切でした。
http://fujiyama-veggie.com/topics_13109.php

もともとこの取り組みは沼津市さんからの委託事業で、緊急事態のなかでも事業を遂行して、でも密はつくらないでね、人は集めないでねというかなりの難題。

そこで緊急事態宣言の時は
オンラインマーケットを開催したり
http://fujiyama-veggie.com/topics_13267.php

平日のシエスタをしたり

コロナが落ち着き委託事業も終えることも考えましたが、会場の沼津中央公園が再整備の工事が始まるまでやろうと思い、
それが今年の8月。

最後の週沼は会場レイアウトも挑戦的に。
真ん中のエリアに机椅子を置かず、あえて再整備後を想定して店舗のないエリアに机椅子を配置してみました。

沼津の週末にあってほしい、ゆるやかな風景が現れました。

週沼、実は出店のマニュアルでデザインコントロールがけっこうされているのですが、ボランティアスタッフさんが指示もしなく、“週沼”らしさを共有して、会場の雰囲気をつくりあげていた事。
しみじみとやり続けたすごさなだなと。

そしてトークライブは、この5年間を振り返り、そして沼津中央公園の再整備計画を設計を担当されているワークビジョンズの西村さん、また1年後に駅前の広場の運営をするフィルカンパニーさんからもお話をして頂きました。

今までやってきた事と未来がつながり、ホッとしました。

そして、5年前はじめる時に考えたステートメントを改めて読みつつ、やってよかったなと。

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『なぜ、“週末の沼津”を行うのか?』

街には特別な場所があると思っています。
思わぬ出会いが起こるところ、 心躍る体験ができるところ、 じっくりゆったり店主の思いを聞けるところ。

私たちが最も大切にしているのは、 今ある特別な場所をより豊かにしていくことです。
そんな場所が自分たちの身近に たくさんある方がいいと考えています。

2020年は行動範囲の制約によって自分の住む地域の特別な場所を見つめなおす事になりました。沼津でも公園や河川敷に自然発生的に人が集まり、 そしてお互いを気遣う「疎」の状態が生まれました。

以前から街の賑わいづくりの観点で屋外空間の活用を実験的に進めてきましたが、人を集める事が目的となり非日常の一日のためのイベントをたくさんする事になっていました。

コロナ禍、屋外のパブリックスペースの使いこなし方が進んでいき、 「使いやすさ」「集まりやすさ」それでいて、 「安全」な空間がこれまで以上に価値をもちました。

利用する人のおもいやりで成り立つ「安全」、そして「使いやすさ」は、行政によって決められたものではなく 新しい時代に向けて様々なコミュニティが話し合い、 アイディアを出し合い、行動し、検証し、修正する、みんなでつくる仕組みが 必要だと実感をしました。

この取り組みを通じて、暮らしに寄り添い描いた風景は、多くのみなさんの想いによって街がかたちづくられていくことを実感しています。そうして生まれた風景は、私たちの特別な場所に新たな価値をもたらし、沼津の新しい日常につながると信じています。

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お越し頂いた皆様、出店して頂いた皆様、ご協力して頂いた皆様、本当にありがとうございました。

いやぁ
やりきりました!

カテゴリ: イベント 00:55

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