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週末の沼津

週末の沼津

2020年10月19日

10月9日から1ヶ月間、沼津の暮らしを豊かにするマーケット『週末の沼津』を沼津中央公園で行っています。

「アウトドアリビング」をコンセプトに様々なコンテンツを設置し、新しい時代に対応した公園のあり方を実証しています。

公共空間活用とエリアの価値を高めるための定期マーケットの開催を沼津市から委託を請け企画、実行委員会をつくり運営しています。

コロナ禍に催しをはじめることが正しいのか、今・コトを起こすことの難しさ、何度もやるべきか考えましたが、今までやってきたことを今こそ活かすべきと思い、受けることに。

9月1日から具体的に準備を始めると、一日だけの賑わいをつくる”イベント”をすると捉えられる方も多く、しっかりコンセプトを伝えられないととしみじみと感じ、「なぜやるのか?」をしっかりとみなさんと共有するためにまずステートメントを考えました。

僕らは、これからの日常をみんなとつくりたい。

僕らは、これから欲しい暮らしをみんなとつくりたい。

それに共感して頂く方々と一緒にこのマーケットをつくっていくことにしました。

いろいろな方の意見を聞き、2週間をかけ軌道修正。

(自主性が無く否定的なことの提案のみの方のご意見は残念ながら反映できず・・・)

そして、それぞれの週にテーマを持たせ、各週を担当するオーガナイザーを付けることにしました。

ちなみに、沼津市さんからは当初、1ヶ月に1回の定期マーケットの開催が条件でしたが、毎週開催を提案してしまいました。

理由として
①1ヶ月に1回だとイベント的になり多くの人が集まってしまうので分散させたい

②公園にデザインされた什器を1回ごとに許可や設置するより1ヶ月間占用許可を頂いたほうが効率がいい

冷静になって考えたら、体力が持つか不安になりましたが・・・

今回はエリアの期待値を高めることも大きな目的なので、沼津市のリノベーションスクールに参加した設計士の古川くんに会場の設をお願いすることにしました。
納期が短いなか、製作まで担当もしてくれました。彼の責任感に救われました。

出店者のラインナップは沼津の街中にあってほしいお店、いつまでも残ってほしいお店を街中の人たちにヒアリングし、人気の高いお店に出店依頼。

会場デザインもいい感じになり、素敵な店舗の方々に出店して頂くことになり、ここで大きな問題。
今までの経験上、この感じ、人が多く来てしまいそう。密になるかも、、、、

そこで広報は制限をしつつ、メディアにもゆっくりととりあげ頂くことにしました。
SNSなど情報の公開は10月1日から直前に。
チラシは7000枚を近隣のオフィスや住宅へ配り、遠方へは配らず。
街なかで働く方にはぜひ来て頂きたく、沼津駅南口の地下道入り口にも看板の設置ができました。

そして準備万端で進めながら、期間中に公園を利用する方との調整。
それぞの意見を述べ、じっくりお話しをしてお互いの妥協点を見つける作業もなかなか勉強になりました。

9月の始めに考えたステートメントをまさに実践。

『利用する人のおもいやりで成り立つ「安全」、そして「使いやすさ」は、行政によって決められたものではなく 新しい時代に向けて様々なコミュニティが話し合い、 アイディアを出し合い、行動し、検証し、修正する、みんなでつくる仕組みが 必要だと思っています。』

週ごとに担当のオーガナイザー、ファシリテーターも普段から地域で活動している方にお願いをしました。
1回目、バイリンガルマムズの宮代博美さん。
2回目、高校生時代、中央公園で育ったと自負する歌手のキャナリーさん。
3回目、TEAM LINKの渡会さん。
4回目、子育て応援サークルいちごの藤井さん。
5回目、LINK NUMAZUの杉浦さん。

様々なコミニュティ―の様々な公園の使い方を実証できる設計に。

そんな準備を経て、10月9日からの第一回目『世界とローカルがボーダレス』を開催。
街中に鮮魚を買える店が少ないという声を聞き、魚の移動販売をしているところを探しまわり戸田に3回も通ってOKを頂いた戸田漁協さん、
今までにはないメンバーの無印良品さん、富士宮の人気店Brocante Cafeさんや、南伊豆からパンダモンデさんなどなどここでは紹介しきれない魅力的なお店の出店。
足を使い、お願いにまわったお店さんも多く、僕自身、楽しみでしょうがなかったのですが、台風がやってきた。
残念過ぎましたが、安全優先で3日間、中止の判断しました。

次、10月16日からの第2回目『音楽のある公園の日常』に気合をと思っていたら、天気予報はなんだか3日間、雨マークがチラリ、チラリ。
結果、土曜日は中止になってしまいましたが、金日曜日は開催し、やっとこの風景を見られることになりました。

ホッとしました。

人が集まり過ぎず、
ほどほど人が集まり、
ほどほどお店の売上もあり。
とてもいい雰囲気だったり。

BARの方との準備では、コロナ対策含めいろいろと議論をさせて頂きましたが、最後、RADIO STATIONの金刺さんから、「これからのきっかけになる取り組みに参加させてもらってありがとう」と仰って頂き、すごくすごく嬉しかったです。

しかし課題点も何個も、
フードが無くなってしまい、近所のお店さんに急遽出店して頂いたりも。
どんどん改善していこうと思います。
これは毎週やる強みですね。

今回、密にはならず、この橋のカウンターは出番ありませんでしたが、ここもとても気持ちがいいので、会場に来た方はここも使ってみてくださいね。

今週は第三回目の『スケートボードのある暮らし』
スケートボードをする方たちにとって実は沼津中央公園ってここの地域では聖地と呼ばれ、歴史もある。
しかしコロナ禍、利用者も増えたのかクレームが来て利用の制限をされそうになっていました。
今までだったら、利用禁止の看板が行政から一方的にたてられることになりますが
今回は、10月24日のトークライブでみんなと話しながら、これからの使い方を話しあうことになりそうです。

今週もどんな風景が目の前に現れるか楽しみです。

雨、降らないでほしい。

そして早くも僕の腰が限界に近付きつつ、、、、
最後までもつかすごく不安ですが気合入れていきますw

【週末の沼津】

開催日  10月9日(金)〜11月8日(日)
毎週 金・土・日
開催時間 金 16:00〜20:30
土 11:00〜20:30  10/10 10/17 10/24
11:00〜15:00   10/31 11/7
日 11:00〜15:00

Weekend Market
開催日  10月11日(日) 11月8日(日)
開催時間 11:00〜15:00

※雨天中止
※新型コロナウィルス感染拡大時は中止

http://numazujournal.net/2020/09/sn/

カテゴリ: 未分類 14:33

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