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一杯のスープをつくる時間 2012

一杯のスープをつくる時間 2012

2012年11月26日

先週、本年度の一杯のスープをつくる時間が終了しました。

本日、中日新聞、東京新聞さんにも取り組みが掲載されました。
東京から来た記者の方が、以前から興味を持って頂いたようで取材をして頂きました。

こうして、伊豆・富士山麓の食や自然の循環を他に地域の方から面白がって頂く事は本当に嬉しいことです。

フレンチレストランaiaiさんで行われた一杯のスープをつくる時間 ファイナル。

地元の方や東京から来られた方、約25名の方にお集まり頂き、食の物語をたのしんで頂きました。

森の整備をし器を製作した、ありしろ道具店の有城さんの報告から会はスタート。

2月にチェンソーを使い間伐材を切ったヒノキは、無事半年間乾燥させ立派なスープボウルとなりました。

この素朴な一杯のスープを飲むために1回目より東京からほぼ通って頂いた方もいらっしゃいました。

REFSの考える最高のスープとは、
ちゃんとした食には循環の物語がある事。
その循環に携わる人々と交流し、その物語を知ること。
その経験を通じて、食ができるまでの時間を想いながら飲むスープ。

『森』 ⇒ 『水』 ⇒ 『畑』 ⇒ 『川』 ⇒ 『海』
自然の恵みの循環。

8ヶ月前から思い返してみます。

2月は天城の山へ。
なぜ間伐しなくてはいけないか、そして木を使った製品を使う理由を体感。

天城の山で間伐をし、長い時間をかけ作られた器。

間伐をしなくてはいけない理由
http://fujiyama-veggie.com/topics_5121.php

3月はじゃがいも植えでしたが、前日の大雨のため中止となってしまいましたが、変わりに極寒の中を生き抜いた人参を収穫。

その寒さに耐えた甘さを実感する最高のサラダをつくりました。

今回のお食事では人参や蕪などたくさん使われました。

5月は富士山の麓の原生の森へ。
猟師の井戸さんと山を歩きながら森の現状とイノシシや鹿の問題のお話。

山と畑の関わり。
なぜ、猟師が必要となるのか?
http://fujiyama-veggie.com/topics_4049.php

今回も井戸さんが獲った猪や鹿をaiaiさんが臭みもないように調理をして頂きました。

7月は、水がテーマ。
山と海をすなぐ川の事。

川の流れに寄り添いタパさんから川のお話を聞きました。

9月は海にたどりつき、天城の間伐材を使って作られる塩作りの体験。

そして、伊豆の漁村の文化に触れる会でした。

戸田塩は、素材の味をひきたてます。
今回のお料理にも裏方として大活躍でした。

こうして体感した食の物語。

・約20種類の富士山麓野菜
・猪、鹿
・沼津産の鯖
・戸田塩
・わさび漬け
・うずわ味噌

沼津周辺には日本一高い山から日本一深い湾があり、自然の循環を身近に感じられます。

そしてその循環が生み出す食の事を考えると見えてくる『Real Food Story』

この物語が詰まった食材も、多くの方に支えて頂かないと成り立ちません。

支えると言ってもたいした事ではなく、
一日3回ある食の時間で、少しでもその食材を選択して頂く事。
食べるという行為がこの循環を支えて頂いているように思います。

2年目の『一杯のスープをつくる時間』が終わり来年の事を皆さんに聞かれますが、現在調整中です。

来年度は東京でも、この循環も物語を感じれるワークショップを行うことも予定しています。

また、それぞれのプログラムは人数が集まれば、行うことができます。
ご興味のある方はご連絡頂ければと思います。

『Think local act for soup! 』

2012年度も一杯のスープをつくる時間にご参加、ご協力して頂いた皆様本当にありがとうございました。

カテゴリ: イベント 14:30

2 Comments

  1. 最後の美味しい所だけ(*゚▽゚*)
    参加させて頂きました。
    ありがとうございました!

    野菜のディップ
    うずわ味噌とワインビネガー入りわさび漬け
    最高ですね?(お歳暮にしたい)
    猪も鹿もとっても美味しく
    もちろんスープと器も楽しみました。

    次の機会にも参加したいです。
    楽しみにしています。

    コメント by numazuwarai
    2012年11月29日 09:26

  2. ご参加ありがとうございました。

    そしてご感想もありがとうございます。

    お歳暮に使われている方もいらっしゃいますので、ぜひお声かけください。

    コメント by fujiyama-veggie
    2012年12月4日 20:36

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