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一杯のスープをつくる時間 山編のレポート

一杯のスープをつくる時間 山編のレポート

2015年12月17日

一杯のスープをつくる時間2016、山編を中伊豆にて開催しました。

参加された方は地元から、そして東京方面からもお越しいただきました。

参加した理由を聞かせて頂くと

単純に面白そう、
地方の面白いものに触れてみたい、
地域に寄り添って暮らしている人とお話をしたい、
地元を見つめなおしたい、

との事でした。

小雨が降るなか紅葉に囲まれて会はスタートしました。

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まずは水辺を歩き山葵田へ。

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山にかかる雲からの雨が森を潤わせます。
中伊豆は日本で3番目に雨の多い場所。

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普段はなかなか入れない山葵田では9代目となる飯田さんに
ワサビのこと、水のことをお話をして頂きました。

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ワサビの葉をかじりながら、みなさん楽しそう。

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山とつながりの強い山葵田は、雨の量によって水が枯れそうになったりもするそうです。

保水力をもった健全な山はこの産業にも大切なんですね。

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今回、地元の方との調整を木工作家の有城さんにして頂きました。

もともと福井出身で移住をし木の器をつくる有城さんは地元の方からの信頼もスゴイんです。
飯田さんはじめ多くの方にこの企画を説明して頂き、みなさんにご協力して頂きました。

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間伐ボランティアのみなさんとも一緒に、森の中へ。

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小さな沢を見つけ、山と川のつながりをリアルに体感。

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川の始まりはシンプル。
駿河湾からやってきた雲が雨を降らせ、森に降った雨の雫は木をつたい土へ。

雨の恵みがこの地域の豊かさの源泉、そして恵みを受け入れる土壌があること。

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雫が集まり水は沢となり川となる。

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間伐をしていなく光があまり届かない森も歩いて頂きました。

雨のため開催を迷いましたが、いろいろな方にご協力頂き、雨のなか森を歩き参加されたみなさんにはまた貴重な体験になったような気がします。

森と水の関係を知って頂いたあと、ランチの時間。

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伊豆・富士山麓のやさい、伊豆の猪、この近隣の調味料でお料理を提供させて頂きました。

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グリルしただけの根菜

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スープはやさいと塩と醤油だけ。
やさいからの出汁がスープに染み渡っていました。

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味付けはほぼしなく調味料でカスタマイズ。

ワサビはおむすびと一緒に。
これと一緒に湯河原の飛田柑橘園のフレーバーオイルと西伊豆のかつおの魚醤油を食べると香りの組み合わせで抜群に美味しかったです。

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用意した調味料は、戸田塩、天野醤油の甘露醤油、飛田柑橘園のフレーバーオイル、戸塚醸造に心のポン酢、西伊豆のかつおの魚醤油、落花塩、スモーク岩塩。


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猪を地元の森嶋さんに捌いて頂き、今回はミートソースとして出して頂きました。

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この地域のものだけで豊かな食。
(REFSにもこれらの食材は置いてありますので、ご興味のある方はぜひ!)

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ランチの後、再び森へ。

そして器にするための ひの木を伐採しました。
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有城さんから器ができる工程を説明。
木を約半年間乾燥させます。
有城さんが丁寧に作業をし来年の12月にこの器は完成します。
8月は自由参加ですが、ご予約をとって頂き中伊豆の有城さんの工房でこの器づくりの一部の工程をお手伝いもして頂くことも予定しています。

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切った木はみなさんに担いで運んで頂きました。

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今回、間伐ボランティアの方の活動は111回でした。

こうして間伐の作業は、山に光を入れ新しい木も育つ環境をつくります。

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次回は3月13日伊豆の国市に移り、スープに入れるやさいを仕込んで頂きます。
畑と山の獣とのこと、そしてやさいと蜂のことも知れるプログラムです。
今回伐採した木でスプーンづくりも行う予定です。

木工作家、生産者、養蜂家とのお話も楽しみにした頂けたらと思います。

(1月15日に詳細をup致します)

一杯のスープをつくる時間2016
http://fujiyama-veggie.com/ipai-2016


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カテゴリ: イベント 10:17

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