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一杯のスープを作る時間

一杯のスープを作る時間

2016年6月6日

一杯のスープをつくる時間 3回目山編が行われました。
地元方と東京や遠方の方など約20名に参加していただきました。

今回の案内役は猟師の井戸さん。

スタートは静浦地区からスタート。
鯖節工場などのエリアから山へ。

沼津アルプスの利点は街と山との距離が近くアクセスしやすいこと。

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山に入るといっきに標高があがる山道。

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(今回は志下坂峠から多比のコース)

みなさんなかんか大変そうでしたが、心配をしていた小学生のみなさんの方が登るのが早くて一安心でした。

 

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休憩をしながら山の講座が開かれました。

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もともと関西出身だった井戸さんは、自然環境のことを考え富士山麓に移住をし森を見つめ、より具体的な行動をするために猟師になりました。

まずは山にいる獣のこと、静岡の猟をしていい地域のことなど。

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この日は暑い日でしたが、木々が山道に覆い山の稜線には駿河湾からの風、伊豆の山々からの風が抜けてとても心地がよかったです。
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沼津の街中に住む方が、こんなにいい所こんな近くにあったとはと驚いていました。

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次回のフィールドの狩野川も上から見られました。

なだらかな稜線を歩き安心をしているとぐわッと登る坂が現れたり、岩を登るところが現れたり。
この変化がこの山の面白みでもあります。

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けっこうみなさんつらそうに息を切らしていました。

休憩がてらの講座は、罠のことも。

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約3時間山を歩き、みかん畑へ到着。

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今回のテーマは季節のやさいと鹿の食べ比べ。

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鹿のお肉が臭くなく柔らかみもあるということにみなさん驚かれていました。
素材そのものに向き合う時間。
山に囲まれたみかん畑にはなんだかゆっくりの時間が流れていました。

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食事が終わったあと、この畑のことを農園主の山口さんにお話をして頂きました。
おじいさんが開拓してつくられたこのみかん畑、まわりの畑は後継者がいなくなってしまい荒れた土地になっていますが、なんとかこの場所を守りたいという想いでみかんなどを生産されています。
この畑にも猪が出たり、今年はハクビシンがビワを全部とってしまったようで獣の被害もかなり出ているようです。

獣が畑を荒らさないためにどうしたらいいのか井戸さんからもお話がありました。

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山の獣を調整する役割も持つ、猟師。
猟師もまた高齢化で少なくなってしまっている現実。
生業にならず継ぐ人が現実のようです。

山の命を頂く。
ジビエ食べることで山の問題を解決する小さなきっかけになるかもしれませんね。

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次回の一杯のスープをつくる時間4回目はカヤックで狩野川を下り海へ!

7/10(日)狩野川から水の循環の役割を考えます。

カテゴリ: イベント 00:07

1件のコメント

  1. […] ています。 一杯のスープを作る時間 […]

    ピンバック by 富士宮の猟師とジビエと春野菜をたのしむ会 « REFS 
    2017年5月11日 21:29

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