近年、予定通りに野菜の収穫ができない事が多いです。
その理由としてはいろいろあります。
種を植えても芽が出ない。
この台風の雨の影響で、冬の人参など多くが流されてしまいました。
また、適度な雨がないと芽がでません。
小さな芽が出ると、キジなど鳥が食べてしまう。
成長しおいしくなる頃に、ハクビシン、猪、鹿が食べてしまう。
大雨でトマトなどは破裂してしまう。
風が強いと、苗が倒されたり、茄子など傷がついてしまう。
雨が続くと、水はけの悪い畑は水がつかり続けると苗が腐ってしまう。
と、様々なリスクがあり、そのリスク回避ができた野菜が食卓へ並ぶのです。
動物の対策はなんとかするべきだと思っています。
順調に育っていた所を、動物が食べてしまう。
この夏も、多くの生産者の落胆している所を見ました。
せっかく作っても食べられてしまう。
今日の畑でも植えたさつまいもの3分の1は食べられてしまったようです。
狩野川に近い三島の畑。
ここには、最近6頭の鹿が出没します。
大きさは人間並み。野菜をたくさん食べ立派に成長。
子供を産み、また増えてしまうようです。
伊豆の山奥などでは、猟師が猪や鹿をとり生体のバランスを見ながら駆除をしています。
三島の畑はなぜ駆除をしないのか?
それは、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律があり地域によっては猟ができないのです。
しかし、この鹿はもともとここにいた訳ではなく、天城の方で追いやられ移動してきたと言われています。
三島の生産者が
「もう何も植えられないよ」
悲しそうに言ってました。
地産地消と多くの方が、地域の野菜に興味を持って頂いています。
みなさんに、野菜のできる過程も知って頂き、野菜を消費する事もそうですが、生産者が野菜作りをしやすい環境になるよう地域の人々で支える事も重要かもなぁ
と想う朝でした。
[…] 山と畑の関わり。 なぜ、猟師が必要となるのか? ⇒http://fujiyama-veggie.com/topics_4049.php […]
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2012年11月26日 14:32